怖い話 (※心臓の弱い方は読まないで下さい。
2012.2.8 3:21
そう、あれは何年か前、丁度こんな肌寒い夜でした。
真夜中というのに友人のタクシー運転手から電話がありました。
俺「もしもーし、どしたー??」
間髪を入れずに彼は、
「ユータ!!ちょっと聞いてくれよ!!今さあ、山奥でお婆さんの客乗せたんだよそれがさ」
彼はただならぬ様子で随分と興奮した口調で続けました。
こんな寒い雨の日にお婆さんが一人、 傘もささずに山のふもとで手をあげて呼んでいる。
ずぶぬれ。
後部座席のドアを開けるとお婆さんは山の奥を指差した。
「奥ですかいまから」
「…」
もちろん山奥へ行っても何もない。
しかしお婆さんはそれ以上一切の反応はない。
嫌な予感はしたが、とりあえずその老婆が指を指す方向へと車を走らせた。
どれくらい走っただろうか。
ふと、後ろを見た。
見てしまった。
案の定、と言ったらいいだろうか。
その老婆には足がなかった。
確信した。
幽霊だと。
思い切って訊ねる。
「お客さん、足は…」
すると今まで何をしようにも頑なに何も話そうとしなかった老婆は口を開き一言こう言った…。
「正座しておますねんッ!」
次回は8日の深夜からオンラインします!見かけたら寄ってね^^w
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