渓 |
渓のつぶやき 2010/12/19 0:45
孤立と孤独を
感じる。
欲情と欲求の中に
溺れて
何かが変わった？
なんの変化もないこの日常に
刺激がほしい。
この歳で人生がつまらないだなんて
早すぎる。
いや待てよ
刺激ならこの先に
待ってる。
緊張感に包まれるだけの
毎日が来るんだ。
なんて落ち着きの無い
人生だろう。
１年という時間の中でさえ
色々なことをしているのに
一生涯は他には何があるんだ。
人間は何かの使いまわしに過ぎない。
友人や恋人。
変わらないのは家族くらいかな。
何度も何度も録画されていく
ビデオテープのように
同じテープに何度も何度も
出会いと別れを繰り返す。
テープが擦り切れたら終わりだ。
過去の映像は消えることはなく
わずかな過去の映像を
ふとした時になんかの
テープのアクシデントで映る。
いっそのこと違うテープを使いたい。
そう、いっそのこと僕が生まれ変われたら。
この両手でどれだけの
物を触れてきただろう。
この両目でどれだけの
現実を映してきただろうか。
この両足でどのくらいの
道のりあるいただろう。
もし歩いているときに
すれ違った貴方方のなかに
今日という日で最後になった人が
何人いるだろう。
そう。
誰かがいなくなても
なんの変化もない世界は
とても残酷だ。
テープにはいつか終わりがくる。
いつどんなときに
ビデオデッキが壊れるかも
わからない。
テープが擦り切れてしまうかも
しれない。
だからこそ今録画している映像を
大切にしたい。
どんな結末かなんて
わからない。
僕の人生は一生保存版だ―。
渓
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